神田神保町古書街

久しぶりに神保町に行った。私は本が好きなのだが、最近はあまり買わない。何度かブックオフに持っていくことを繰り返すと、図書館を利用しながら、その時に買わないと二度と手に入らなくなる可能性のある本だけを買うようになった。これは、狭い我が家の収納の問題なのである。

そうなると古本屋街を歩くということもあまりなくなってしまった。わざわざ古本を探そうというエネルギーもなくなってきている。

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神保町に来たら、少し前の文庫本や新書を探すなら三省堂。特殊分野の本なら書泉グランデ。くたびれてきたら横断歩道を渡ってタキイ種苗の中で植物が出す酸素を補給するというのがパターンだ。三省堂は、理科系の本が弱いな。書泉グランデもそうだな。

やはり八重洲ブックセンターや丸の内に移った丸善は強い。

歩いていると、古い赤本が平積みにされていた。まだ受験シーズンだと思うが、もう売りに来たやつがいるのかと思ったらかなり前の赤本ばかりだ。過去問をできるだけ集めてひたすら解くという受験攻略法があるそうだ。データベースが当たり前になった今の時代らしい考え方だ。もちろん、かなり有効だろう。

出題を担当する大学の先生方は、なるべく省力化して業務をこなしたいと思っているはず。
前例を参考にして作成する問題のレベルを合わせたりするだろう。

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受験勉強なんぞというつまらないことをやっていると、知的なものへの憧れというか熱い気持ちが生まれてくる。年を食ってくると受験勉強の知識というのが意外と役に立つことが分かってくるが、訓練している最中はそんなことは考えられない。

私が受験生の頃は、模擬試験を明治大学で受け、帰りに駿河台下から神保町の古書街を歩くのがとても好きだった。洋書屋の前を通ると、早くこんな本が読めるようになりたいななどと思っていたのである。昔も今も明倫館書店の前にはこんな風に理系の洋書が並んでいる。

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まあ、しかし、人生は思うようには行かない。年齢を重ねると向学心といわれるものをどっかに置き忘れてしまうのだが、たまにこの街を歩くとそれを思い出させてくれる。

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