知り合いのみじんこさんが秋葉原のJR高架下にあるものつくりの街2k540にお店を出すことになった。ビンテージ・オーディオのお店、オーディオみじんこだ。
このスペースは、手作りのお店がコンセプトになっているらしい。なかなかおしゃれなスペースだ。
2017年1月5日開店なのだが、1月2日に訪ねて行って開店前のお店を見せてもらった。他のお店はもちろん正月休みでとても静かな空間だった。
15坪と聞いたが、アンティーク家具が並んでいるシンプルな店内で、かなり広く感じる。
入口のドアにはお店のロゴが入っていた。
店内には大がかりなオーディオが2セットあり、行ったときは、ジュリーニ/ウイーンフィルのブラームスの交響曲4番がかかっていた。なかなか渋いのを聞いているなあ。
アンティーク・オーディオって昔の名曲喫茶にある装置を想像していたのだが、ビックリするくらい音がよかった。
みじんこさんは、10年くらい昔はハイスピードアンプに凝っていたのだが、今は管球アンプを偏愛しているらしい。何年か前から管球アンプの話は聞いていたが、聞かせてもらったのは今日が初めてだった。
店内はこんな感じだ。わりと細長いスペース。
早速、年末、製作していたというスピーカーを見せてもらった。「花蓮」という名前をつけたのだそうだ。この通り小型のスピーカーだ。
フルレンジ一発のバスレフスピーカーだった。手間がかかるので製作には日数がかかるらしい。脚をつけているのは、聞かなかったけどインシュレーターの代わりなのだろう。
ブラームスを鳴らしていたのは、こんなシステムだ。アルテックのスピーカーだったかな?忘れてしまった。しかし、その上に載せたツイーターが音のよさにかなり貢献しているのだろう。
その上にできたばかりの「花蓮」を置いて音を出してもらった。CDは持って行かなかったので、お店に置いてあるCDを聞かせてもらった。
最初はクレーメルのコンサートの後のコンサート。このCD、アマゾンのレビューでは音があまりよくないなんて書かれているが、そんなことはない。
実は、このCD、10年くらい前にみじんこさん宅でスピーカーやアンプを取り替えながら、何度も何度も試聴したCDなのだ。あまり人気がないようだが、このCDは私も持っている。
その時は、1曲目、サラサーテのスペイン舞曲第8番の冒頭、数秒間の伴奏のピアノを何度も聞き比べた。
クレーメルはきれいに聞こえるようにバイオリンを弾かないので、レビューした人はそれが気に入らなかったのかもしれない。ジャケットは地味だが、音もよく選曲も名曲アルバムとは違っていて、私も好きなCDだ。
できあがったばかりのスピーカーは、まだエージングもしていない状態なのだが、ホールで弾いているように聞こえる。なかなかよいのではないか?
次に、アファナシエフのブラームス:後期ピアノ作品集もかけてもらった。このCDはグレン・グールドの弾くブラームス:間奏曲集、4つのバラードより&2つのラプソディが好きな人なら、よくご存知のCDだ。
曲がかなり重なっている。
このCDは、音がかっちりしているのだが、音をしぼっても、じゃまにならないが輪郭のはっきりした音として聞き続けることができるように感じた。
10年前、みじんこさんに相談して中古でB&Wのノーチラス805を買ったのだが、その後みじんこさん宅を訪問して、ノーチラス805と似たような大きさの自作スピーカー(ただしずっと重い)を聞かせてもらったことがある。
私の使っているアンプを持って行って自宅とほぼ同じ条件にして比較して聞いたが、みじんこさんの自作スピーカーの方がずっと音がよかった。その時に、私は自作スピーカーってすごいんだなと初めて知った。
もちろん、みじんこさんはなかなか腕がよいのだ。
「花蓮」を試聴するときは、お気に入りの1枚を持参するとよいと思う。
みじんこさん、ご活躍を祈っています。
久しぶりに連休にオーディオみじんこに行ってみた。ものつくりの街2k540は高架下を利用したクラフトショップが集まるスペースだ。
ここも、秋葉原全体も外国人観光客が多い。今日は特に感じる。
私が秋葉原をうろうろし始めたのは、win98時代にPCを改造し始めてからだ。その頃と現在を比べると、まるで別な街に来たように感じる。
陶器屋さん
靴下屋さん
思い出ギフト
やなか珈琲。自家焙煎でとても美味しい。もうずいぶん前のことになるけど、2、3年くらいずっと買っていた。自家焙煎のコーヒーは新鮮で胃に優しい。
その先に、オーディオみじんこがある。現在、正面に小さな管球システムが飾ってあるのだが、それが気になる人が多いみたいだ。
オーディオみじんこ
郵便番号110-0005
東京都台東区上野5-9-8 2k540 E-2区画
電話 03-6284-2927 FAX 03-6284-2928
営業時間11:00~19:00
定休日:水曜日
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