中目黒の福砂屋にカステラを買いにいった

友人が出てくるので、会う前におみやげを買いにいった。甘党の友人夫婦は、福砂屋のカステラが好きなのだ。

この記事の目次

福砂屋は目黒川沿いにある

なぜか福砂屋の工場が中目黒の目黒川沿いにあり、そこには直営店もあるのでカステラが買える。中目黒駅の改札を出て、山手通りを渡り、目黒川沿いを歩けば数分で着く。

人によると思うが、おみやげに買うものを自分で食べることはめったにない。自分用に買うには、少し贅沢だなと思うからだ。

工場で買うから作り立てというわけではない(多少寝かせる時間があるらしい)そうだけど、ビールは工場で飲むとすごくおいしいから、カステラもきっとそうだろうそうに違いないと勝手に思っている。

中目黒駅を降りて、山手通りを渡ればすぐに目黒川だ。

今は駅改札口から山手通りを渡った高架下に蔦屋書店ができている。代官山にもあるが中目黒にもできた。それほど広くないがおしゃれな本屋さんだ。代官山蔦屋にはしばらく通ったが、何となく自分が好きな本のジャンルの品揃えが薄いので行かなくなった。今は、最初から渋谷の丸善ジュンク堂に行くことが多い。

しかし、置いてあるジャンルに特徴がある本屋さんはいいね。

昔からある東急ストアの前の道を抜けて川沿いの道へ。東急ストアの対面にある丸二青果さんには、10年くらい前までよく通った。今はないと思うが、100g入りの納豆が3パック100円(税別)という破格の値段で売られていたのだ。

私は納豆なしでは生きて行けないので、会社帰りに定期的に寄って買っていた。しかし、健康番組の影響である日突然入荷しなくなり、1ヶ月以上入荷しなかったので、あきらめてネットで調べてヨーグルトメーカーを買い、以来、納豆を自家製造するようになった。

木陰のある目黒川沿いを歩いたが、暑い。風がない夕方だった。途中、浴衣を売っている店があったこういう日に見ると涼しそうだ。

目黒川沿いにはいろいろなお店があるが、来るたびに微妙にお店が変わっている。きっと家賃が高いに決まっているから、お店を続けるのが大変なんだろうなと思う。

福砂屋で3本入りを買った。いつも思うのだが、持ったときにずっしりと感じる重さがいい。子供みたいな考えだけど、おみやげとして軽いものはありがたみがないように思ってしまう。

目黒店は営業時間が短いことに注意が必要だ。17時か17時半。休日は17時で閉店だと覚えておこう。普通のお店とは違う。心配だったら下の電話番号にかけて行く前に確認した方がよい。

福砂屋目黒店 (東京工場内)
東京都目黒区青葉台1-26-7
TEL.03-5725-2939(売店)
営業時間
9:00〜17:30(平日)
9:00〜17:00(土・日・祝)

福砂屋のカステラ、以前はあまり通販で見かけなかったのだが、今はアマゾンでも楽天でも買えるようになっていた。ただ、送料がかかるので割高になる。小切れ(0.6号 1本)は、1,188円が希望小売価格です。

ネット通販はすぐに送ってくれてとても便利だけど、よく値段を確かめてください。

福砂屋オフィシャルサイト

橋を渡って来た時と反対側の道を駅まで歩く。

川沿いを歩く

ずっと昔からあるマンション(アパート?)があって、いつも思うのだが、なかなか雰囲気がよい。確か、都築響一さんのTOKYO STYLEのどこかにも写真が出ていた記憶がある。ちくま文庫でなく、もともとの大判の写真集だったかもしれない。

「TOKYO STYLE」は開くたびにワクワクする
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30代でこんなところに住むと楽しいだろうなと思う。目黒川沿いは散歩するだけでも楽しい。交通量の多い山手通りは少し離れているので、意外と静かだ。

近くにCOW BOOKSという品揃えにものすごくこだわりのある古本屋さんがあるので寄ってみた。

植草甚一さんの本と山の本に私も興味がある。植草甚一スクラップブックは、昔30冊くらい持っていた。山の本は、最近の本ではなく、昔の山と渓谷社から出ていたメスナーの本があったりする。

Just a moment...

どんな方が経営しているのだろうと思ったら、松浦弥太郎さんという暮らしの手帖の前編集長をつとめていた方なのだそうだ。本の品揃えから、少しだけ年上の方かなと思っていたが、同年代の方だった。

川沿いには、目黒川水位警報のお知らせという看板が立っていた。ゲリラ豪雨が当たり前のことになりつつある昨今、これは周囲に住んでいる方には大切なことだ。

当たり前だが、川が流れているところは土地が低い。目黒川沿いは目黒区内で一番標高が低い。電車に乗っていても、代官山からも祐天寺からも下りになるので中目黒は標高が低い場所である。

普段の目黒川は水量がとても少ないのだけれど。最近はゲリラ豪雨の時に、ニュースで目黒川の水位のことを聞くことがある。

川沿いには桜が植えられていて、花見シーズンは平日昼間でも大混雑になる。木陰ができていたけど、この日は湿度が高すぎて涼しく感じられない。

東横線の線路をくぐると、いつもの大樽さんがある。このお店、きっとこのままの風情で建物がもつ限り残っていくのだろうなと思う。流行りすたりとは関係ない、スタンダードな居酒屋さんだ。

ちなみに、出てくるビールはサッポロのラガー。赤星がついている居酒屋でしか見ないタイプ。黒ラベルとは味が微妙に違って、こちらもうまい。そして大びん1本500円だから飲んべえの味方である。

目黒川沿いに住むとしたら

目黒川沿いはとてもおしゃれで落ち着いた場所だ。ただし、川のそばは土地が低いので、ここ数年当たり前になってきた豪雨の影響があるかもしれないと思っていた方がよい。

この界隈に住むとしたら、住所は、上目黒1丁目、青葉台1丁目~3丁目になる。そして、この順番に中目黒駅から離れていく。

買い物事情

中目黒駅改札を出て、山手通りを渡ると、すぐに東急ストアがあり、ここでたいていの買い物は済む。隣に丸二青果(八百屋さん)もある。

線路の向こう側、GTビルの地階には、東急プレッセ中目黒店があり、こちらは商品の専門性が高く、品揃えも豊富だ。その上にはカルディコーヒーファームもある。

 

お店目黒区
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