目黒不動尊には土日のどちらかだがよく行く。毎月28日は縁日なのだが、前にいつ行ったのか覚えていないくらいご縁がなかった。
ふと、今日、縁日のことを思い出して19時前に行ってみた。暗くなる前だったが、最後の護摩祈祷が終わる前だった。日曜日は、朝6時半と午後3時が護摩時間なのだが、縁日の日はさすがに回数が多い。
お経を上げるお坊さんの人数も日曜日に比べて多く、声量も太鼓の音も炎の高さも大きくて迫力満点であった。
なんとも蒸し暑い夕暮れだったが、祈祷の時に焚かれるお香が本堂にただよっていて、独特の清涼感があった。縁日の最後の護摩祈祷の時間は、18時30分からだった。
本堂のお不動さんとその裏にある大日如来さんにご挨拶して、露店を冷やかしに行った。目黒不動尊へのアクセスは、実はあまりよくないのだが、夏休みになったからか子供を連れたご家族が多かった。まだ時間が早いので、お父さんは少ないかな。
縁日やお祭りのやきそばは、私が子供の頃から人気ナンバーワンだ。ソースが焼けるにおいがとてもよくて、焼けるのを待つ人でいっぱいだった。本当に千客万来だった。焼いているお姉さんの笑顔がよい。商売は笑顔だね。
スマートボールも人気があった。
ピカチューのスマートボールなんてあるんだね。私はパチンコはやらないけど、小学生の時、やっぱりお祭りのスマートボールが大人気だったので、その後、材木屋さんからもらって来た端材の板と釘と輪ゴムとビー玉を使って、スマートボールを作るのがとても流行ったことを思い出した。
当時、少年マガジンで連載されていた釘師サブやんというマンガが人気だったこともあったのかもしれないけれど。
射的は男の子に大人気だ。
F4.0のレンズで撮っているので暗く写っているけど、実際は、もう少し明るい。みんな当たるのか外れるのかだけが気になる集中した空間。静かな雰囲気だった。
コルクを詰めて飛ばすのでコツがあり、お父さんとお母さんも、ああでもないこうでもないとなかなか楽しい。
またしても焼きそばの露店があり、ここも商売繁盛であった。日本人は醤油が焦げるにおいにも弱いが、ソースが焦げるにおいにもやられる。
これは水笛の屋台。女の子向きなのだろう。
ヨーヨーの店も永遠の魅力があって、女の子が寄って行く。
昔人気があったけど今はなくなったお店は、緑ガメとか色をつけたひよこを売っているお店だろうか。私も緑ガメを飼っていたことがあるが、大きくなる前に死んでしまったので、あちこちの池で見かける巨大化したカメになるとは知らなかった。
日が暮れて暗くなっても人が多く、楽しい雰囲気がある。しかし、縁日は1日だけで撤収するので、お酒を供給するお店が少ないのが特徴だ。年末とは違う。
私も飲んべえなので、楽しいとだらだらと飲んでしまう。屋台撤収時間に、酒飲みは迷惑をかけるのがわかる。
山門の前に出ていた、から揚げのお店はなかなか人気だった。においに釣られてしまう。
縁日の日は、本堂が閉まるのが夜8時だそうなので、それまで露店も営業しているのだと思う。時間が間に合えば、縁日に、ちょっと寄ってみるとなんとなく気持ちがよくなるような気がする。
神社の周りはどちらかというと静かな印象があるが、お寺の前や周囲にはたいてい商店街がある。なぜなんだろう?
目黒不動尊の案内は、こちらをご覧下さい。
毎月28日は目黒不動尊の縁日だと覚えておこう。
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