林試の森公園 品川区

目黒不動尊の近くに林試の森公園がある。最寄りの駅は、駅前に高層マンションが建ち、アーケード商店街が有名な武蔵小山だ。

公式サイトがあった。

林試の森公園|公園へ行こう!

公園の案内図を撮っておいた。このように細長い形をしている。

公園についてを読むと、明治33年から整備されてきた歴史がある。

ここは明治33年(1900年)6月に当時の農商務省林野整理局が「目黒試験苗圃」としてスタートしたのが始まりで、その後「林業試験場」に名称を変更、林野庁の付属となり昭和53年まで営々として使用されてきました。

そして、筑波研究学園都市の建設に伴い、移転した跡地を整備し、「目黒公園」の暫定開放期間を経て、平成元年6月1日に「都立林試の森公園」として生まれ変わり開園しました。

この公園は東西に700m、南北に250mと細長く、外周の園路をぐるっと一周すると45分程で廻れます。

もともと、スポーツをするための公園ではないので、外周を走ってまわろうとすると少し不便な感じがする。そして、小径が少しわかりにくい。

その一方で、もともと林業試験場なので木の種類が多い。名前の札がつけられているので植物が好きな人はワクワクするだろうなと思う。

また、最近の公園は防犯上の理由があるのだろう、木を切って見通しをよくするよう配慮されている。しかし、この公園は夏になるとうっそうとした湿度が高い森になる。

早速歩いてみよう。

公園の真ん中を一本道が通っている。近くの学校の運動部員が走りに来ている。一部チップを撒いてある柔らかい道もあるが、基本、舗装されている。

この公園は高台にあるので、遠くがよく見える。

ちょうど早咲きの桜が咲いていた。

花があるとみんな寄っていく。もちろん、私もだ。

ツバキもいろんな種類が植えられている。

途中に記念碑があった。

何やら書かれている。こういうのはていねいに読むに限る。

顧みれば 明治十一年 東京府下西ヶ原で開始された樹木試験場の事業を受けて 明治三十三年 この地に農商務省目黒試験苗圃が設定され 明治三十八年(一九〇五)十一月一日 山林局林業試験所が発祥した

以来 昭和五十三年三月 農林省林野庁林業試験場として筑波研究学園都市へ移転するまで日本の森林 林業 林産業の研究の中心として輝かしい業績をあげてきた

この間 数多くの国内外の研究者が 学術交流 研鑚のために この地を訪れ 「林業試験場」の名は世界に広く知れ渡った

林業試験場は 現在筑波の地において森林総合研究所として発展を続けている

この度 跡地に「林試の森公園」が建設されるにあたり 林業試験場の栄光をたたえ 関係者多数のご賛同を得て 記念碑を建立する

平成四年六月吉日
林業研究発祥の地記念碑
建立事業実行委員会

さらに先に進むとせせらぎ橋があり、池と小さな川がある。公園内には井戸もあったので、意外と水が豊富だ。目黒不動尊のまわりと同じ。

池の方に下りてみた。

逆光で撮りにくいのだが、池は水量が結構多く、カメもいる。

カモの他、カワセミもいたのだが、光の具合で撮れなかった。

管理事務所近くにはこんな看板が。当たり前だが樹木についての説明が多い。資料室に入ってみたが展示物が少なく撮るほどでもなかった。

ここは案内図に大きな広場と書かれてたところ。

夏になると昆虫採取で賑わうだろうなと思う。大きな木が多い。これは外周の道。

この公園はスポーツ向きではないので、自転車で散歩がてら走るのには向いていない。ランナーや散歩する人たちにはよいと思う。

東京都品川区小山台2丁目7

地図などはこちら。

都立林試の森公園 · 〒153-0061 東京都品川区小山台2丁目6−11
★★★★☆ · 公園

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