渋谷区 渋谷川

時々、渋谷駅の南口から出ることがある。取引先があるのだ。渋谷は意外と狭いところで、そこに人が集まるものだからいつも混雑している。慣れないとものすごく疲れた。今は昔なじみがあったのに新宿の方が疲れる。それは単純に新宿に行く機会が減ったからだ。

新宿駅南口は他の出口と違ってかなり地味なのだが、歩道橋を歩くと渋谷川が見える。こんなところに川があるのかという感じなのだが、夜見るとなかなか風情がある。

ビルの裏側を流れる川なのだ。グーグルマップで見ていくと、この流れは広尾を経由して東京タワー方面の金杉橋につながって、浜松町から海に出て行っているようだ。ウイキペディアで調べると、ここを流れている水は、下水を高度浄化処理したものらしいので、それを読むとちょっと興ざめするが、都会の川はそのようなものが多いのだろう。

東横線に乗って渋谷まで行くとホームからこの辺の建物は目と鼻の先だ。今時は会社の室内は禁煙だ。それでベランダに設けられたタバコを吸うスペースでくつろいでいる人がいたり、ヨガスクールではヨガをやっている人がいたり、どうやら住居になっている階があったりいろいろだ。雑居ビルが多いのだ。これは、ちょっとだけ先の代官山周辺では見られない。

昔はこんな雑居ビルが多かったような気がする。今は景気がよいのか悪いのか、都心は再開発が進んでいて、住居と会社が同居しているようなビルはほとんど見なくなった。会社が入るビルはオフィスビルで、各階ともそんな雰囲気なのだ。間違っても会社の上が住居になったりはしていない。

雑居ビルというのは、オフィスビルより想像力をかき立てられる。ベランダでタバコを吸っている人を見ると、この人はどんなことを考えながら毎日暮らしているのかな、なんて思うのだ。都会生活は、生の人間がなかなか見えにくい。カロリーをたくさん消費するような生活ではないからなのかもしれない。

雑居ビルはそんな場所だ。夜はこんな感じになる。

昼間見るとこんな感じだ。

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