都立大学駅から環七を246に向かって走る。龍雲寺通りに入り龍雲寺手前で左に曲がると道沿いに野沢稲荷神社がある。境内は小さいが、木が多く遠くから見てもわかる。
鳥居の中にはいると、ほぼ木陰になっている。木の高さがあるのだ。鬱蒼としているわけではない。空気の通りがよい感じの場所。
すぐそばに手水舎があったが、今どきのコロナ感染防止のため使用不可であった。
拝殿は大きくはない。この日は太陽光線が強く、コントラストが極端になっていて屋根は完全に白飛びしてしまった。
境内に案内板はなかったが、せたがや寺社と史跡(その三)より。
野沢稲荷神社
祭神は倉稲魂神にして稲荷神社と称す。町の中央にあり古くより鎮守の神として尊崇されている。
「新編武蔵国風土記稿」に「稲荷社除地三畝村ノ中央ニアリ本社九尺ニ一間巽ニ向ヒ拝殿二間ニ三間ヲ建続ク前ニ鳥居アリ両柱ノ間六尺鎮座ノ年歴ヲ詳ニセズ神躰七寸詐木像白狐ニノリ稲穂ヲ持,烏帽子束帯ノ形ナリ当所ノ鎮守ニテ祭礼ハ九月十八日神楽ヲ奏ス(以下略)」とある。
昔は拝殿といえど拝宮だけであったが明治37年10月拝殿を作り其の後昭和8年に社務所を建設し神楽殿は昔よりの草葺を瓦に替えて増築した。境内敷地約350坪(約1155m2)あり,祭礼は現在8月○(空欄)日。神社の北隅に間口1m,奥行1.1m,高さ1.5m程のお堂の中に青面金剛(石造)が鎮座され,石造の表に元禄八年十一月吉日と彫刻してある。
同一の境内に神社と青面金剛とが鎮座されていることは稲荷神社の創建に関係があるのでは無いかと推察される。
ご神木はイチョウの大木だ。
上を見上げるとこの通り。勢いがある。どのくらいの樹齢なんだろう。
初めて来たので、早速、ご挨拶をさせていただいた。今は、コロナ収束も祈らずにはいられない。
本殿の左には稲荷神社のなんというのだろう。石碑、いや石板かな。
本殿の右手には神楽殿があった。こちらはなかなか大きい。
東京都世田谷区野沢2丁目2−13
地図などはこちら。
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