国分寺市殿ヶ谷戸庭園

国分寺に行った。国分寺、大学受験浪人していたときに住んでいた街だ。昔は中央線特別快速は停まらない駅だったが、1980年代に駅ビルができてから停まるようになった。

所用を済ませ、南口にある殿ヶ谷戸庭園に行ってみた。この庭園、迷いようがない、駅のすぐそばにある。

この公園の手前には、1980年ころ出た椎名誠氏の「さらば国分寺書店のオババ」という本のタイトルになった古本屋の国分寺書店があった。ただし、その頃には陶器屋さんになっていた。現在は、おしゃれなおかず屋さんになっている。

受付で150円払う。ここは有料なのだ。

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入場券と一緒にパンフレットをもらった。
それによると。

この庭園は、大正2年から4年にかけて、後の満鉄の副総裁江口定條氏が別邸として設け、赤坂の庭師『仙石』の手によって造られました。

昭和4年に、三菱財閥の岩崎彦弥太氏に買い取られたのち、津田鑿の設計により本館、茶室(紅葉亭)などを追加整備し、和洋折衷の回遊式林泉庭園が完成しました。

昭和49年に東京都が買収するまで、岩崎氏の別邸として利用されていたものです。国分寺崖線の南の縁にあり、典型的な段丘崖を含んだ地形に造られていますので、武蔵野台地と崖線の自然植生が良好な状態で保存されているため、むかしの武蔵野に自生していた野草や昆虫などの小さな生き物たちが数多くみられます。

園内の次郎弁天の池には水量豊かな湧き水の窪地があって、崖線から湧き出る清水を集め、野川の水源の一部となっています。

このように、都内の他の庭園では見られない特徴を持っております。

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国分寺駅のそばなのだが、これだけ木があるのと、土があるから空気が落ち着いていてまるで別世界である。全体の土地は崖線というくらいだから傾斜地になっている。その下の方には池があり、池の上には湧水が出ていた。

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飲めるのかなと思ったのだが、飲むなと書いてある。
地下水は、浅いところを通っているならどんな土壌を通過してきたか分からない。だから飲まなかった。池には錦鯉が泳いでいた。鯉は汚染には強い。池から斜面を登れば、紅葉亭という茶室がある。

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この庭園の周囲は住宅地である。それもおそらくは特別快速が停まるようになってから増えただろうマンションが多い。昔、この紅葉亭からの眺めはどんなだったのだろう?

所在地/東京都国分寺市南町二丁目16番地(南口より徒歩2分)
問い合わせ先/殿ヶ谷戸庭園管理所TEL042(324)7991
開園時間/9:00~17:00(入園は16:30まで)

公園
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