駒沢公園から駒沢通りを二子玉川方向に走り、日体大手前の緑道を右へ。日体大を越え、都立深沢高校を越えた次の道を左に入るとあった。
世田谷区の案内があった。
区立の公園にしては立派な門があるので、もともと個人のお宅だったんだなとわかる。
門の右脇には桜新町・深沢の桜並木の説明看板があった。
桜新町・深沢の桜並木
当時、山林だった駒沢村深沢と玉川村下野毛飛地(現深沢七・八丁目と桜新町一丁目の南半分)が日本で初めて郊外開発のための高級分譲住宅地として開発されたのは、大正初期のことでした。開発の記念として、その道(現桜新町商店街の道路沿いから都立深沢高等学校付近まで)の両側には、桜が四、五メートル間隔で千数百本植えられました。その桜並木は年々成長して美しい花を開かせ、それが桜新町と名付けられた所以と言われています。
現在では、『旧・新町住宅地の桜並木』として、世田谷風景づくり条例に基づく「地域風景資産」に選定され、貴重な風景を守り育てる活動が行われています。
その少し上にこんな小さな看板もあった。QRコードがついているので、ここにスマホをかざすと説明文に飛ばしてくれるのだろう。
門の中に入ると、地図があった。
世田谷区立(せたがやくりつ)深沢(ふかさわ)の杜緑地(もりりょくち)
面積:1048.53m2
開園日:平成21年12月8日区立深沢の杜緑地はもともと民家のお庭でした。このお庭には、大きなタブノキやエノキなどのたくさんの樹木、湧き水の池や流れなどがあり、自然豊かな場所でした。
この貴重なみどりを残していくために、地域の皆様と話し合いながら整備プランを作成しました。
そして、タブノキや正門の位置を移して残したり、飛び石や敷石を再利用するなど、今ある樹木や施設をできるだけ活かして整備しました。
この緑地で利用者の皆様が気軽に散策や休息を楽しむことができ、そして地域にとって大切な場所になってほしいと思います。
池
このあたりは地下水位が高く、池の水源は湧き水です。また、この池と深沢八丁目無限罪特別保護区にある池、呑川親水公園を管でつなげ、湧き水の有効利用を図っています。
これを読むと、「深沢八丁目無限罪特別保護区」とはなんだろう?と思う。何かすると無限の罪となるのだろうか。調べてみると、世田谷区の特別保護区にあった。
この深沢の杜緑地の隣に無原罪聖母 宣教女会という修道院がある。無限罪ではなく、無原罪である。もう一つある出口から出ると、この修道院に池があるのが見える。
中に入ってみると地図にある通り、池が真ん中にある。
湧水だと書かれていたが、残念なことにあまりきれいではない。水量が少ないのだろう。流れはある。池の中には大きな鯉が一匹ゆらゆらと漂っていた。
右回りに歩くようになっている。奥に竹が植えられていた。
前にも別な記事で書いたが、江戸時代、世田谷区と目黒区はタケノコ栽培が盛んだった。深沢でもところどころで竹を見かけるのはそれが理由だ。竹は根張りが強いのか、下草がほとんど生えないように見える。
ここから右に曲がるようになっている。
途中、こんな石があった。これは前にここにあった建物の基礎になったんだろう。
その向こうはもう一つの出入り口だ。お隣は、先ほどの無原罪聖母宣教女会という修道院だ。
東京都世田谷区深沢8丁目14番1号
地図などはこちら。
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