港区 東京都立中央図書館

爽やかというよりは少し暑い1日。午後に少し前の週刊誌のコピーを取るために東京メトロ広尾駅近くにある都立中央図書館へ行った。広尾は外国人がやたらに多い街だ。商店街はわりとあっさりしているのになぜだろうね。大使館が多いからか。

広尾駅を降りて、有栖川公園、正確にいうと有栖川宮記念公園までは、徒歩2、3分というところか。もともと忠臣蔵で有名な浅野家の下屋敷があったところなのだとか。公園の横の坂道は南部坂と名付けられているのだが、盛岡藩南部美濃守の屋敷になり、明治29年(1896)に皇族有栖川宮家の御用地に、大正7年(1913)には高松宮家の御用地なっていたらしい。昭和9年(1934)1月5日、有栖川宮威仁(たけひと)親王の二十周忌のご命日に公園用地として賜与され、この名前がついたようだ。広さは約67560平方メーター。

有栖川宮記念公園

公園入口にはNATIONAL AZABU SUPERMARKETがある。昔はスパイスを買いに来ていたが、今はたまにオーガニックのジャムを買うくらいか。異国の匂いがするスーパーマーケットだ。駐車場の誘導にも外人を使っているくらいだ。

NATIONAL AZABU SUPERMARKET

公園の入口を入ると池がある。フナやコイが泳いでる。大きな亀もいるのだ。水はきれいだといいのだが、残念ながら透明度は低いな。

池

公園内は起伏がある。都立中央図書館に向かっては、池の横の坂道を登っていく。夏になるとここは蝉時雨がものすごい。

図書館への石段

登り切ると広場というかグラウンドがあり、その先に5階建ての都立中央図書館がある。

図書館前の広場

調べ物をするなら、国立国会図書館かここだ。国会図書館にはほとんど開架資料がないが、都立中央図書館には、区立市立図書館では考えられないような充実した開架資料がある。

ともかく「濃い」資料が並んでいる。こういう揃え方ができるというのはここの職員の本に対する並々ならぬ熱意を感じるのである。東京の図書館というのは侮れなくて、区立図書館でもその区で一番大きい中央図書館(と大抵いうのだ)では、かなりよい本を所蔵しているが、都立中央図書館にはとても太刀打ちできない。本好きな人が行くと感激すること請け合いである。

都立中央図書館

蛇足ではあるが、漫画はない。そういう暇つぶしはできないので念のため。漫画は国会図書館ならある。

東京都港区南麻布5-7-13

建物
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