東横線中目黒駅を降りて、商店街を歩き、目黒区役所から駒沢通りに出て、駒沢通り沿いに少し祐天寺方向に歩く。祐天寺に向かって少し登りになる。スタジオフォボスの横を下りていくと、中目黒八幡神社がある。場所がちょっとわかりにくいかもしれない。
この神社には湧水がある。駒沢通りからは下がっているが、それほど低地というわけでもない。調べてみると地下150mからのくみ上げだそうだ。下にある参道を歩くと右手にチョロチョロとした流れでいつも出ている。隣には神泉と彫られた石が置かれていた。
10年以上前になるが、近所の人に聞いたことがある。目黒不動尊の湧水は、大腸菌が検出されて飲用不可だが、こちらは大丈夫だとか。飲んでみると、冷たくてまろやかでうまかった。ただし、都会の湧水だから、水質はいつも一定かどうか分からない。お腹をこわすかもしれないから、くれぐれも自己責任で。私はなんともなかった。
東京には意外と湧水が出るところがある。杉並区を流れる善福寺川は、湧水が混ざるのでそばを歩いても夏でもくさくならない。目黒川とは違う。この神社、小さい面積だが、大木が何本も残っている。
境内は意外と広く感じる。
木が多いので昼間でも少し暗いが、夏の暑い夕方は涼しいだろうなあ。
手水も多分湧水じゃないかと思う。湧き水のそばで暮らすというのは気分がいいね。
しばらくぶりに行ったら、改修工事をやっていた。本殿ではなく社務所の方。かなり大がかりな工事のようだ。
ここにも由来が書かれた看板があった。
中目黒八幡神社(はちまんじんじゃ)
中目黒3-10-5
旧中目黒村全体の鎮守(ちんじゅ)で、誉田別命(ほんだわけのみこと 応神天皇)を主神とし、天照大神を合祀しています。
創建以来、幾度か火災にあい記録や資料に乏しく、創建年代は不明です。現在の建物は堂々とした八棟づくりで昭和11年9月の落成です。
この神社は昔から十二座の神楽を奏することで有名で、今でも毎年9月の例大祭(第3の土、日)には演目十二座の神楽が奏されています。
本殿の左側に神社の縁起などが刻まれている八幡神社の碑がありますが、文字は書道の大家豊道春海(ぶんどうしゅんかい)先生の書かれたものです。
また境内には高さ30mをこえる榎の名木や、いちょう、けやき、しいなどの古木が茂り、泉が湧き出ている静寂な環境をつくっています。
平成3年3月
目黒区教育委員会
本殿の隣には三峰神社がある。三峯神社
この通り三峯神社の守り神、狼の旗が立ててあった。
私が三峰神社のことを知ったのは、神さまと繋がる神社仏閣めぐり – 神仏がくれるさりげないサインという本を読んでから。
もちろん、ごあいさつさせていただきました。
今は境内工事中であるが、湧水はそのまま。久しぶりに飲んでみたが、水道の水と違ってやはりうまかった。
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