環七若林踏切から246方向に走ると、右手にイエローハットが見えるが、その手前に北野神社がある。環七沿いだが、あらっというくらい境内が狭い。
石段を上るとすぐ目の前が本殿だ。
環七はなにしろ交通量が多い。ひっきりなしに車が走っているので、境内の空気はいつもうごいているように感じる。
扁額には天満宮と書かれていた。
御由緒など看板がなかったので、この場所に行ってもわからない。
せたがや寺社と史跡(その一)に次のように書かれていた。
北野神社
祭神は菅原道真公。
武蔵国深大寺の住僧長弁花光坊の「私案抄」には,応永8年(1401)にここで連歌法楽を興行したことが見え,当時ご神体は石で,石天神と称せられていたという。
江戸時代は牛に乗った天神が御祭神で牛天神といわれ,境内に井戸があり,白蛇が棲んでいると伝えられた。
昔は虫歯の病気に霊験あらたかで,虫歯をやんだ時は天神に祈り,神殿の格子戸に下げた総楊子を借りて治療し,治ったならば,新しい総楊子をあげる習慣があったという。
総楊子は、総(ふさ)ようじと読み、先端を打ち砕いて〈ふさ〉のようにしたもので、もっぱら歯を磨くのに用いられたとある。(出典:総ようじ)
御由緒を読むと、白蛇が出て来たり、虫歯に霊験あらたかとなかなか面白い。学問の神様だとばかり思っていた。
いつも千社札を興味を持って見ている。デザインがいろいろあって面白い。これ、どうやって貼っているんだろう?
東京都世田谷区若林3丁目34
地図などはこちら。
北野神社(若林天満宮) · 〒154-0023 東京都世田谷区若林3丁目34−16 若林天満宮
★★★★☆ · 神社
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