昼に新橋に行った。キムラヤに万年筆を見に行ったのだ。私はマニアというほどではないが、筆記具が好きだ。以前、シェーファーの万年筆がここで投げ売り状態になっていたときがあって買ったことがある。それで、時々出物がないか寄るようになったのだ。
店を出てから、せっかくだから烏森神社に寄っていこうと思った。新橋駅の烏森口からまっすぐ歩けばやがて右手に出てくる。新橋、銀座と近いのに空気がまったく別だ。新橋は港区で銀座は中央区だということでは語れない感じがする。
なんといってもニュー新橋ビルの存在は大きいな。この中に入ると、サラリーマンは日本経済のことを考えている時間があまりないのかもしれないと思う。ゲームセンターにセコハンのビデオと精力剤と整体院と金融会社である・・・。セットになっているのだ。漂う空気は、ちょっと意味は違うが、中野ブロードウェイと変わらないような気がする。
数分で烏森神社の入口についた。入口にある小さい小屋みたいなのが有名な焼鳥屋さんらしいが、もちろん昼間っからやっているわけはない。しかし、参道が飲屋街になっているのがなんかいいな。
このあたり路地が飲屋さんばかりでいいね。とはいうものの、新橋で飲んだのはいつだったけなというぐらいにご無沙汰である。参道を歩いて左を見ても飲み屋さんである。
烏森神社は、コンクリート造りの建物だ。風情はないが、人気はあるみたいで参拝者が絶えない。カメラを構えている間にも人数は多くないが次々参拝者が来るのだ。何を祈るんだろう?サラリーマンで、社業の発展を祈る人はあまりいないように思う。
所詮は人の金儲けの手伝いである。やはり、家内安全、身体健全を祈るのだろうか。
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