天祖神社 目黒区

駒沢通りを祐天寺から中目黒方向に走ると、ちょうど目黒区役所に向かって坂を下っていくその手前に天祖神社はある。一度だけお祭りの日に近くを通りかかって寄ってみたことがある。

駒沢通り沿いに鳥居があるが、その先、境内に入る手前左に案内の看板が出ていた。

天照大神を祀っているそうだ。

天祖神社(てんそじんじゃ)

上目黒2-32-15

古くから伊勢森と言うこの地に鎮座している神社で、天照大神を祭神として祀り、地元人の深い崇敬を受けています。

創建の年代は不明ですが、境内には樹齢数百年と推定される老樹が多く、その年代から考えてもかなり古い時代の創建と思われます。

現在の社殿は昭和8年5月に新築されたものです。毎年9月の第1土日に例大祭が行われ、現伊勢脇町会・現祐天寺町会員が氏子として祭事を行っています。

なお、本殿右奥には御輿蔵があり、一年中宮御輿が見学できます。

境内には、宝永5(1708)年と、道標をかねている享保元(1716)年の2基の庚申塔が建立されています。

平成17年9月

目黒区教育委員会

境内にある巨木はいったい何年ぐらいの樹齢なのだろう。とても大きなイチョウだ。

屋根の下に2つ建っているのが庚申塔らしい。ウイキペディアで調べてみた。

庚申塔(こうしんとう)は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。

庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多い。塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれる。

庚申講(庚申待ち)とは、人間の体内にいるという三尸虫(さんしちゅう)という虫が、庚申の日の夜寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くとされていることから、それを避けるためとして庚申の日の夜は夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀り、勤行をしたり宴会をしたりする風習である。(出典

庚申塔の説明書きがあった。

天祖神社(てんそじんじゃ)の庚申塔(こうしんとう)

この2基の庚申塔は駒形で合掌六臂(がっしょうろっぴ)の青面金剛(しょうめんこんごう)、日月、二鶏、三猿が浮き彫りされています。

江戸時代、農村では60日に1度巡ってくる庚申の日に人々が集まって青面金剛などをまつり、飲食をしながら夜を明かす庚申待(こうしんまち)という民間信仰が盛んに行われていました。

庚申待を18回終えた後に建てたのが庚申塔です。右側の庚申塔は享保元年(1716)の建立で、彫像碑には珍しく道標を兼ねていて、区内の道標碑としては最古のものです。

右側面の道標銘には、「是より末町さき四辻、大道九品仏道、右せたかい道、左へふとう道」と刻まれており、それぞれが九品仏(浄真寺)、世田谷、目黒不動へ続く道だったことがわかります。

左側の庚申塔は宝永5年(1708)の建立で、「奉待庚申青面金剛」の銘と、講中9人の名が彫られています。

平成22年3月

目黒区教育委員会

ごあいさつさせていただいた。

地図などはこちらから。

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東京都目黒区上目黒2丁目32−15

寺社目黒区
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