烏森稲荷神社 目黒区

祐天寺駅から線路沿いに中目黒方向に向かい、稲荷坂を下りて蛇崩伊勢脇通りに曲がらずそのまま直進、緑道の次の道を左折、少し歩くと、右手に烏森稲荷神社が見える。

住宅地の中の小さい神社だが、大きな木がある。少しわかりにくい場所にあるが、一番下にいつも地図のリンクを貼っているので、そちらを見てほしい。

鳥居の右、あまり人が立ち寄らない場所に案内板があった。

烏森稲荷神社

上目黒3-39-14

この神社は、旧上目黒村宿山組の鎮守で祭神は蒼稲魂命(うがのみたまのみこと)です。創立年月は不明ですがかなり古く、下馬引沢村の新堀新左衛門が寿福寺の境内に祀ってあった稲荷神をこの地に移したと伝えられています。

農耕神として農作守護と村人の受福開運を祈願して崇敬されてきたのでしょう。その昔宿山稲荷講の人達が江戸新橋の烏森稲荷へ参拝に行った時に、狐が白い馬になってついてきたのでそれを祀ったのが始まりという伝説もあります。

また昭和29年草葺屋根を瓦葺にふきかえた時に、雨乞い祈願をしたものと思われる黒馬が一頭奉納されてあったことがわかりました。

例祭は、毎年9月の第3土曜、日曜日です。境内には老樹が繁り清水が湧出して閑寂なふんいきをつくっています。

平成3年3月

目黒区教育委員会

創立年月は不明と書かれていたが、目黒区史跡散歩を読むと、このように書かれていた。

烏森神社の創建は寛永年間(約三七〇年前)で、寿福寺境内にあったものを、下馬引沢村の新堀新左衛門がここに移したといわれる。

ちなみに定価は1600円でした。念のため。

石段を上って境内へ。狭いけれどきれいに整備されている。

お稲荷さんなので、お狐さんが2体。左のお狐さん。

こちらは、右のお狐さん。

拝殿手前に大きな木がある。

手水は左の壁から出るようになっている。実は、これが目的だった。

ふたたび、目黒区史跡散歩より。

境内には二か所から清水がこんこんと湧き出て、参拝の手洗水に使われるばかりでなく、付近の人たちがふだん、野菜洗いや洗濯などに使っていた。最近急に湧水が減った。

目黒台の台地のローム層の下には、帯水層が南北に延びていて、東山貝塚、烏森神社、諏訪山、中目黒八幡、目黒不動など台地の崖淵から、湧水が滝のように流出を続けているのである。

中目黒八幡や目黒不動尊の湧水は知っているが、ここのは知らなかった。それで見たいと思ったのである。

しかし、今日は水が出ていなかった。ひょっとすると境内の上で工事をやっているので、その関係で止まっているのかもしれない。

初めて来たので、ゆっくりご挨拶をした。鈴を振るととてもよい音がする。

読みにくいが、正一位烏森稲荷大明神と書かれている。

龍の彫物の色を見ると、木が新しいのだろうか。

境内の裏へ石段を上って出ることもできる。

東京都目黒区上目黒3丁目39−14

地図などはこちら。

烏森稲荷神社 · 〒153-0051 東京都目黒区上目黒3丁目39−14
★★★★☆ · 神社
寺社目黒区
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